エンゼルスが、泥沼の13連敗となった。延長タイブレークの10回表に1点を失い、力尽きた。88-89年のシーズンをまたいでの13連敗を喫したことはあるが、同一シーズンでの13連敗は球団ワースト。チームは27勝30敗で借金3となった。この日の試合前、20年から指揮を執ってきたジョー・マドン監督(68)が電撃解任が発表された。フィル・ネビン三塁コーチ(51)が監督代行に就任したが、連敗を止めることはできなかった。

「2番DH」で先発出場した大谷翔平投手(27)は初回の第1打席に二塁打を放ったが、4打数1安打。同点の9回1死二塁、サヨナラの好機で打順が回ってきたものの、申告敬遠となった。

とにかく、1勝が遠い。連敗の苦しさを感じさせる試合だった。1回、不振を極めていた主砲トラウトの14号2ランで先制したが、すぐさまレッドソックスの反撃に遭った。一時は5-3とリードしたが、投手陣が踏ん張り切れず、延長へともつれ込んだ。復調の兆しを見せたトラウトが3回に二塁打で出塁した際、左股関節の張りを訴え交代するなど、苦しい戦いが続く。