【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)17日(日本時間18日)=為田聡史】腰部の筋肉と関節の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているパイレーツの筒香嘉智内野手(30)が、ジャイアンツ戦前の試合前練習に合流した。来週中にもマイナーで実戦復帰する見込みとなった。

屋外でキャッチボール、一塁での捕球、ランニングメニューを消化し、室内でマシン打撃を行った。5月25日にIL入り後は完全別メニューで調整を続けてきたが、この日から調整ペースが1段上がった。「ここまではプログラムに沿って順調にきていると思います。体の反応とかいろいろな部分を確認しながら次のステップに進んでいきたい。」と話した。

試合前に取材に応じたシェルトン監督は万全での復帰を最優先した。筒香の調子と健康状態の影響を問われ「正直、今年のヨシは一時でも健康だったか分からない。去年は、あれだけ良くバットが振れていたのに、今年はためらいがちな時もあった。今は回復への時間を与え、彼が良い方に向かっていくことは大事なこと」と話した。

今季は開幕戦でカージナルス戦で「4番・一塁」でスタメン出場し、2安打をマーク。幸先よくスタートを切ったかに思われたが、直後から腰部に違和感を覚えていた。