21日と22日のロイヤルズ戦で投打で活躍したエンゼルス大谷翔平投手(27)が、今季対戦予定がないダイヤモンドバックス選手の間でも話題になっていると24日(日本時間25日)、ダ軍の地元紙アリゾナ・リパブリック電子版が伝えた。

大谷は21日の試合で今季4度目の1試合2本塁打を記録し、計3安打を放って日本選手最多となる1試合8打点をマーク。そして翌日には先発マウンドに上がり、自己最多13三振を奪って8回2安打無失点で今季6勝目(4敗)を挙げた。

同紙は「大谷の二刀流の成功にダイヤモンドバックスが驚嘆」との見出しで、この日のタイガース戦前に大谷について話していた選手のコメントを紹介した。三塁手のロハスは「今最もすごい選手は間違いなくショウヘイ。ちょうど今そのことについて話していたんだ」と切り出し、「信じられないよ。3ランを2本放って、次の日には12奪三振(実際は13奪三振)。別次元にいるみたいだ」と称賛。「投打で試合を支配する存在。球界にとって素晴らしいことだと思う。真のスーパースターだ」と話した。

昨季途中までエンゼルスでチームメートだった救援右腕ラミレスは「身体の状態が100%だったら、このような活躍はできると思っていた。成功することは明白だったよ。他の人にはない生まれつきの才能を持っているからね。クレイジーなショーになると思っていたんだ」とコメント。一塁手のウォーカーは「周りのみんなを驚かせたと思う。こんな選手は初めて。今まで見たことないし、今後も見ることはできないかもしれない。心から尊敬しているよ」と話した。

大谷は昨季、打者では46本塁打を放ち、投手では9勝を挙げ、ア・リーグMVPに満票で選出された。今季は70試合で打率.261、15本塁打、46打点、OPS.823で、投手では12試合で6勝4敗、防御率2.90を記録している。