エンゼルス大谷翔平投手(28)が、来年行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場へ意欲を示した。19日(日本時間20日)に米ロサンゼルス・ドジャースタジアムで開催されるオールスター戦の前日会見が行われ、各選手がメディアの取材対応を行った。

各リーグのスター選手らとともに大谷も多くのメディアに囲まれた。国際大会の話題では、来春開催されるWBCへの出場について「出たい気持ちはもちろんあります。ケガとかもあって、タイミング的に出られない年もありましたけど、出たい気持ちはもちろんありますし、自分に実力があるのであれば、選んでもらえるのであれば、プレーしたいなという気持ちはもちろんあります」と話した。

日本代表を率いるのは、日本ハム時代の恩師でもある栗山監督。「自分を理解してくれる方なので、やりやすいかなと思いますし、その人と一緒に頑張りたいなという気持ちにもちろんなると思うので。5年間お世話になりましたし、それ以降はなかなか、年に一回くらいしか会う機会はないですけど、もし選んでいただけるのであれば、光栄なことですし、一緒に頑張りたいなという気持ちはあります」と語った。

WBC出場に関しては、メジャーでは各球団の容認が必要でもある。日本代表のチームに選ばれた場合について「もちろん、そういうプラスの意見はもらっているというか、そういう話はしているので、そうですね、そうなったら、おそらく快く引き受けてくれるんじゃないかなと思います」と前向きに話した。

エンゼルスではこの日、マイク・トラウト外野手(30)がアメリカ代表としてプレーし、主将を務めることが発表された。球団側が出場容認の姿勢を示していることで、大谷のWBC出場の可能性も高まった。

◆来春のWBC開催概要 参加国・地域は前回までの16から20に拡大し、1次ラウンドは5チームが4グループに分かれて総当たりのリーグ戦。日本が入るB組には韓国、オーストラリア、中国、予選突破国が入り、2023年3月9~13日まで、東京ドームで戦う。上位2チームが同15、16日の2次ラウンド(東京ドーム)に進出。A組(台湾、オランダ、キューバ、イタリア、予選突破国)を勝ち上がった2チームの計4チームから、上位2チームが同19日(日本時間20日)からの準決勝(米フロリダ州マイアミ)進出。決勝は同所で21日(同22日)。