今季リーグトップの33本塁打を放っているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が18日(日本時間19日)、オールスター戦前日のメディア対応でエンゼルス大谷翔平投手(28)について言及し、最も打ちづらい球種は「ファストボール」と答えた。

ジャッジは今年6月2日の試合で大谷と初対戦。第1打席はフォーシームを中前打、第2打席は高めのスライダーを左翼スタンドへ運び19号ソロとした。大谷はこの日3回4失点で降板し4敗目を喫した。

大谷の投球について問われたジャッジは「ファストボールが最も打ちづらい。99マイル出るし、それに加えて5、6個の違う球種を持っている。対戦するのはとてもタフだよ。コントロールも良いし、攻めのピッチングをしてくる。全てのボールが打ちづらいけど、一番はファストボールだね。対応するのが難しい」と明かした。

ジャッジはオールスターの1次投票でア・リーグ最多得票を獲得し、自身4度目の選出を果たした。本選では「2番右翼」で出場し、大谷と1、2番コンビを組む。大谷について「18年に初めて見て、昨年はMVPを獲得し、今年も有力候補に挙がっている。ピッチングは自分の専門外だけど、打席では本当に特別なことをやってのけている」とたたえ、対面した際には「打撃のルーティンを聞きたい」とコメント。「打撃へのアプローチやケージでの練習など、細かい部分について知りたい。自分のバッティングに生かせるかもしれないからね」と話した。

ジャッジは今季89試合で打率2割8分4厘、33本塁打、70打点、OPS.983をマークし、メジャー勝率トップのヤンキースをけん引。2001年バリー・ボンズとサミー・ソーサ以来のシーズン60本超えに期待が高まっている。