エンゼルスの期待の若手でメジャー2年目のブランドン・マーシュ外野手(24)が、トレードでフィリーズに移籍することになった。

今季は開幕ベンチ入りを果たし、春先は好調をキープしたが、夏場にかけて調子を落とした。今季はここまで93試合の出場で打率2割2分6厘、8本塁打、37打点の成績だった。守備範囲の広さには定評があり、ベンチ内では大谷翔平投手(28)と仲よさそうに会話する場面も多かった。長く伸ばしたひげが特徴的で、日本のファンにも親しまれていた。

移籍が決まり、現在の心境についてマーシュは「このグループから離れたいなんて思うことはない。これまですごく楽しかった。チャンスをくれた球団には感謝してもしきれない。決して忘れない。フィリーズでの新しいスタートを楽しみにしている」と語った。

大谷とはクラブハウス内で握手とグータッチであいさつ。大谷とプレーをともにしたことについて「彼はスーパープロ。失敗や成功との向き合い方とか、全てに注目していた。見ていて、楽しかった」とうれしそうに振り返った。