トレード期限最終日となった2日、ロイヤルズがウィット・メリフィールド内野手(33)をサマド・テイラー外野手(24)、マックス・カスティーヨ投手(23)とトレードでブルージェイズへ放出した。ただし、同選手はこれまでカナダ入国時に必須の新型コロナワクチンを接種しておらず、トレード前に接種したのか、今後する予定なのかは不明。

メリフィールドは主に二塁手としてプレーしているが、外野を含めて複数のポジションを守れるユーティリティプレーヤー。ただし、新型コロナワクチンを接種しておらず、先月ブルージェイズの本拠地トロントで行われた試合に帯同することはできなかった。

なお、メリフィールドはその遠征前に「何かが起こり、カナダでポストシーズンを戦う可能性のあるチームに加入するようなことになれば、状況は変わるかもしれない」とコメントし、ロイヤルズファンの多くの怒りを買った。メリフィールドが最下位をさまようようなチームにいる間は接種を拒み、優勝のチャンスがあるチームに行くなら接種するつもりなのだと解釈したファンは多かった。

メリフィールドは2016年のデビューからロイヤルズでプレー。17年と18年には2年連続で盗塁王に輝いた。また、18年6月24日から今年7月10日まで連続で試合に出場しており、その数字を球団記録の553試合と伸ばしていた。(AP)