カージナルスはラース・ヌートバー右翼手が9回に適時打を放ち、サヨナラ勝利。殊勲の同選手は、決勝のホームを目指し、二塁から疾走した指名打者ノーラン・アレナドを「あんなに素早い彼を見たことがない」とたたえた。

カージナルスは初回に1点を失うと、6回にも鈴木誠也右翼手に適時打を決められるなどして2失点。それでも7回にポール・ゴールドシュミット一塁手の26号ソロなどで1点差に迫ると、ヌートバーの犠飛で同点とした。

そして迎えた9回、再び打席が回ってきたヌートバーは、エリック・ウルメン投手の5球目を右翼へ。鈴木が捕球しバックホームしたが、二塁から全力でホームを目指したアレナドが頭から滑り込んでウィルソン・コントレラス捕手のタッチをかわし、生還した。

ヌートバーは試合後、アレナドについて「足がすごい速い選手というわけじゃないからね。あんなに素早い彼を見たことがないよ」と笑顔でコメント。「でも、彼はクレバーな走塁をするからね。きっと点を取ってくれると思っていた」と仲間の得点を信じていたと明かした。

なお、鈴木は4打数1安打1打点。今季6個目の盗塁に成功している。(AP)