エンゼルスが大谷翔平投手(28)を期限までにトレードしなかった戦略について、ライバル球団の幹部が疑問を呈した。ニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者が4日(日本時間5日)、他球団幹部が「大谷は14カ月以内に出て行く。出て行けば、2度と戻って来ない」と予想したことを報じた。

8月2日のトレード期限前に、パドレスやヤンキースなど十数球団が大谷についてエ軍へ獲得を打診したが、エ軍はモレノ・オーナーの意向もあり、真剣に検討しなかったという。

エ軍はトラウト、レンドンと高給取りを抱える。トラウトは全球団へのトレード拒否権があり、故障続きのレンドンを獲得する球団はないことが予想される。大谷も年俸調停権を得ているため、今オフは大幅昇給が予想される。他球団の幹部は、大谷のトレードでチーム再建にかじを切るべきだったという見解を示した。

モレノ・オーナーはぜいたく税を払うことを忌避しており、来季のチーム編成は困難を極める。