カブスは6日、ゴールドグラブ賞4回選出の名手アンドレルトン・シモンズ遊撃手(32)を事実上の戦力外となるDFAとした。

3月にカブスに入団し、レギュラーを担うと目されていたが、右肩を2度痛めて35試合の出場にとどまり、打率1割7分3厘、7打点の成績。7月10日のドジャース戦が最後の出場だった。

デービッド・ロス監督は「肩の故障で序盤から離脱するなど、誰もが予想しないシーズンになってしまった。正直言ってチームに彼の居場所はない」と、コメント。「人間的に素晴らしいし、プロ意識が高い。彼がいなくなるのは残念」と述べた。

ブレーブス、エンゼルスと渡り歩き、昨季はツインズでプレーした。

2017年にエンゼルスで打率2割7分8厘、14本塁打、69打点、38二塁打、19盗塁と自己ベストの成績を残した。21年までの守備率9割8分1厘は、現役遊撃手のなかで3番目に良い数字だった。(AP)