パドレスのダルビッシュ有投手(35)が5敗目を喫した。古巣ドジャース戦に先発し、6回を7安打2失点。無四球の5奪三振と好投したが、打線が無得点に抑えられた。11勝目はならず、今季21試合の登板で防御率は3.28。QS(クオリティースタート=6回以上、自責3以下)は今季17度目で、6試合連続となった。

初回は先頭ベッツにいきなり中前打を許したが、後続を抑え無失点。2回は3者凡退に仕留めた。しかし3回、1死走者なしから9番ベリンジャーに中越えの先制ソロを被弾。続くベッツに二塁打を許し、2死二塁から3番フリーマンに左前適時打を浴びて、この回2点を失った。4回以降はランナーを背負いながらも追加点は許さず。6回には安打と暴投で2死三塁としたが、レンジャーズ時代の同僚ギャロを空振り三振に仕留めピンチを切り抜けた。

パドレス打線はわずか2安打に抑えられて、二塁すら踏めず。ゼロ封負けで首位ドジャースにスイープされ、ゲーム差は15・5となった。ワイルドカード争いではギリギリ圏内の3位で、4位ブルワーズとは1・5ゲーム差となっている。