カブス鈴木誠也外野手(27)が、日本人で初めて「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」に出場し、決勝の適時二塁打を放った。

「4番右翼」でフル出場。1回2死一塁の第1打席で相手の先発左腕ロドロに対し、1ストライクからの2球目を左中間へ鋭い当たりの先制の適時二塁打とした。米FOXの全米放送で映画のロケ地で試合を行う華やかな舞台で好機をものにし、二塁ベース上ではガッツポーズも出た。続く5番ホーナーの左前打で懸命な走塁。一気に2点目のホームに生還した。

3-0の3回1死一塁では四球、4-0の5回1死走者なしでも四球、4-0の7回1死走者なしでは遊ゴロ、4-2の9回1死一、二塁では3球三振に倒れ、3打数1安打1打点、1得点、2四球だった。

チームは鈴木が口火を切った1回の適時打から3連打で一気に3得点。レッズの反撃をしのぎ、2点差で逃げ切った。

鈴木は「いやもう、待っている間は、英語がやっぱり話せないんで、すごく時間が長く感じて、英語勉強したいなと思ったんですけど、あそこの球場に出た瞬間にすごく鳥肌が立って、早く野球がしたいなという気持ちになりました」と振り返った。

昨年のホワイトソックス-ヤンキースの顔合わせで行われた「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」は、8本の“トウモロコシ弾”が飛び交い、ホ軍が9-8でサヨナラ勝ちしたが、今年は一転、“ノートウモロコシ弾”となった。