アスレチックスのショーン・マーフィー捕手が5回にキャリア初のグランドスラムを放ち、勝利を引き寄せた。試合後「自分たちを責めず、すぐに巻き返した」とチームの強さを語った。

アスレチックスは2回終了時に1-4と劣勢に立たされていたが、3回にトニー・ケンプ左翼手の2点適時二塁打などで5点を奪取。6-4と逆転に成功したが4回に1失点し、1点差に詰め寄られていた。

だが、その状況で迎えた5回、満塁の状況でバッターボックスに立ったマーフィーがスティーブ・シーシェク投手の6球目スライダーをセンターに運び、17号満塁弾。点差を大きく広げたチームはその後、相手の反撃を1点に抑えて3連勝を飾った。

マーフィーは「僕らは戦った。自分たちを責めず、すぐに巻き返した。雪だるま式に崩れることをせず、リードを奪い、ブルペンがそれを守ってくれた」と胸を張った。マーク・コッツェイ監督は「カウントの早い段階でスライダーを引っかけてファウルにしていた。普通、そういう時はうまくいかないもの」とコメント。「次にスライダーが来た時、彼はそれを捉えた。チームに勢いを与える一振りだった」とマーフィーをたたえた。(AP)