エンゼルス大谷翔平投手が5試合連続ヒットと7試合ぶりのマルチ安打をマークし、打撃好調をキープした。19日(日本時間20日)のマリナーズ戦に「2番DH」で出場し、4打数2安打。6回1死の第3打席で今季13勝の好投手ジルベルトの直球を捉え、左翼線へライナーで運んだ。メジャー通算100二塁打に到達し、今季27本目は昨年を上回り、前日のシーズン安打数に続いて自己最多となった。

11日のアストロズ戦から7試合連続アーチなしで足踏みが続いているが、打率は2割6分8厘。空振り三振を喫した第1打席では、2ストライクと追い込まれてから1球ボール球を挟んで7球ファウルとし、粘り強さも見せた。一方で、チームは9失点で大敗し、3連勝でストップ。この日の敗戦でプレーオフ進出の可能性が消滅した。それでも、ア・リーグ西地区2位でプレーオフ進出が濃厚なマリナーズを相手に4連戦で3勝1敗。ネビン監督代行は「このシリーズではいい戦いができた。ここ最近は、よりいい野球が出来ている」と前を向いた。

20日(同21日)からは敵地でレンジャーズ、ツインズとの6連戦を控える。順調なら大谷は23日(同24日)のツインズ戦に登板となる見込みだ。残り15試合。2年連続の二刀流でのシーズン完走まで、ゴールが見えてきた。(アナハイム=斎藤庸裕)