史上最多のシーズン73本塁打を記録した元ジャイアンツのバリー・ボンズ氏(58)が、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)に自身の記録を破ることを期待した。

ジャッジは、23日(日本時間24日)のレッドソックス戦に入る前まで今季60本塁打を放ち、ロジャー・マリスのア・リーグ最多記録61本まであと1本。この日の試合も含めて今季は残り13試合、ボンズ氏の記録まではあと13となる。だが同氏は米スポーツビジネスメディア「スポルティコ」のバリー・ブルーム記者に「私の記録を目指せ。今の彼のスイングなら、1日1本は本塁打を打つ可能性がある。私の記録も抜ける。抜かれても気にしないよ。目指せばいいじゃないか」と話した。

ジャッジはサンフランシスコの郊外の街で生まれ育ち、少年時代からジャイアンツファンとして知られる。今季終了後にはFAとなるため、ジャイアンツの特別アドバイザーを務める同氏は「ジャイアンツに来てほしい。実現するかはわからない。ヤンキースの総年俸の状況によるだろうね。だが我々は彼にぜひ来てほしいと願っている」と熱望した。