エンゼルス大谷翔平投手(28)が、100球の力投で敵地を熱くした。「3番DH兼投手」で出場し、5回0/3で3安打2失点。打者では終盤の7回にリードを2点に広げる貴重な中前適時打を放ち、9戦連続安打をマークした。

この日は試合開始時の気温が12度で、小雨も降りしきる悪天候だった。序盤で制球に苦しみ、先制点を与えたが、5回2死まで無安打投球。徐々にリズムを取り戻した。

だが、6回に安打と四球で無死一、二塁とされ、5番ケーブには中前適時打を浴びた。1点差でなお無死一、二塁とピンチが続いた。6番サンチェスにフルカウントから内角カットボールを投じ、ストライクかと思われたがボールの判定。大谷は思わず頭を抱えた。無死満塁としたところで、無念の交代となった。

それでも、三塁側の観客はベンチ裏に下がる大谷に向かって立ち上がって拍手。打席に入る度に歓声が上がり、7回に大谷が適時打を放った際にはどよめきが起きた。ターゲットフィールドで初の二刀流に、集まった観客は2万4896人。5回100球を投げ、7回に適時打を放つ、これぞ二刀流の活躍に、温かい拍手と歓声が送られていた。

【大谷翔平 二刀流ツインズ戦スコア詳細】はこちら>>