投球分析家として知られる「ピッチングニンジャ」ことロブ・フリードマン氏が、ツイッターで「2022年最もヤバい投手」の投票をファンから募り、5日(日本時間6日)に最終的に勝ち残ったファイナリスト2人を発表した。1人はエンゼルス大谷翔平投手(28)、もう1人はメッツの先発右腕ジェイコブ・デグロム(34)となっている。

同氏は今季サイ・ヤング賞候補のアストロズの先発右腕バーランダーやホワイトソックスの先発右腕シース、ヤンキースの先発右腕コールら候補64人をあらかじめピックアップし、今月に入ってファン投票を呼び掛けた。投票は途中から1対1の2択投票方式で進められ、大谷は順調に勝ち抜けた。ファイナルフォーの準決勝では、大谷がマーリンズの先発右腕アルカンタラを52・4%対47・6%の接戦で下し決勝に進出。デグロムは準決勝で80%の得票でブルワーズの先発右腕バーンズに圧勝し、決勝に進出した。

この投票はフリードマン氏が好んで使う言葉「filthy」にちなんで「The Filthiest Pitcher of 2022」と名付け、ファンに投票を呼び掛けた。「filthy」は本来は「きたない」「ひどい」などの意味があったが、現在は「最高にクール」「超イケてる」といった意味でも使われており、日本語の「ヤバい」に近い。

決勝の投票は締め切りまで19時間を残した段階で、大谷49・3%、デグロム50・7%と接戦となっている。