ドジャースなどで活躍したヤシエル・プイグ外野手(31)が、有罪を認めていた違法スポーツ賭博に関する裁判で一転、無罪を主張したと11月30日付のロサンゼルス・タイムズ電子版が伝えた。

プイグは2019年に違法業者のウェブサイトでテニスやフットボールなどのスポーツ賭博を行ったとされ、今年11月中旬の裁判で司法取引により賭博に関する虚偽証言での有罪を認めていた。だがこの日、裁判所で有罪を取り下げ、無罪の主張に切り替えたという。弁護人を通じ「自分の潔白を証明したい。犯してもいない罪を認めるべきではなかった」と声明を発表し、弁護人は「潔白を証明する新たな証拠が出てきた」としている。

司法取引で有罪を認めていれば、保護観察処分と5万5000ドル(約770万円)以上の罰金を科されることになっていた。無罪を主張し裁判で敗れた場合は、5年以下の実刑となる可能性がある。

キューバから亡命したプイグは13年にドジャースでデビューし、メジャー7年間で通算打率2割7分7厘、132本塁打、415打点をマーク。今季は韓国プロ野球キウムでプレーした。