来春開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、米サンディエゴで行われているウインターミーティングの会場に米国やメキシコ、ドミニカ共和国など各国の代表監督や関係者が6日(日本時間7日)、集結した。

メディアの質疑応答が行われ、前回大会の覇者アメリカ代表を指揮するデローサ監督(47)は、エンゼルス大谷翔平投手(28)やパドレスのダルビッシュ有投手(36)らが参戦する日本代表チームとの対戦に期待を膨らませた。同監督は09年の第2回WBCでアメリカ代表としてプレーし、準決勝で日本代表に敗退。今大会では監督として、エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)らトッププレーヤーを擁するドリームチームを率いるが「なるべく興奮は抑えようと思っている」と冷静に話した。

日本代表としてプレーする大谷については「彼は投打の両方で優れている。投手でオールMLBのファーストチームに選ばれ、DHでセカンドチームに選ばれた。クレイジーだ。大谷は世界でベストプレーヤーと言えるだろう。世界中が、大谷とトラウトの対戦を見たいと思う」と語った。

対戦が実現するには、米国と日本が2次ラウンドを勝ち抜き、ともに決勝ラウンドに進出することが条件。デローサ監督は「日本は勝ち上がってくると思う」と期待を寄せた。