オリックスからポスティング制度で米移籍を目指してきた吉田正尚外野手(29)が15日(日本時間16日)、レッドソックスと正式契約を交わし、本拠地フェンウェイパークで入団会見を行った。5年契約で総額9000万ドル(約126億円)は、日本人野手として最高額。背番号は、オリックス時代と同じ「7」に決まった。

 

◆吉田の主な一問一答

--レッドソックスを選んだ理由は

「一番いい評価をして頂きました」

--早い決断だが

「びっくりしました」

--グリーンモンスターのあるフェンウェイパークの印象は

「テレビでは見てたんですけど、今日初めて生で見て、すごく高くて、本当に歴史のある球場だと感じました」

--日本人OBとは

「松坂(大輔)さんとはツイッターで、ボストンは寒いからダウンジャケットを持って来てください、と言われました」

--メジャーでの抱負と意気込みを

「日本で今まで7年間やって来て、打撃の部分で自分の長所だと思っています。今まで勝利に導くことをテーマにオリックスでプレーしてきたので、引き続きボストンでもそういう活躍ができればと思っています。今年、オリックスが日本一を取りましたし、チームとしてワールドチャンピオン、その一員になれるように精いっぱいやりたいと思います」

--大型契約だが

「非常にビックリしました。ポスティングを認めて頂いたオリックス球団、このようなオファーを頂いたボラスコーポレーション、チャンスを頂いたボストンレッドソックスに本当に感謝しています。精いっぱいプレーして、プレーでお返しすることが最善だと思います」

--期待される1番打者への不安を話したが

「1番というのは経験がないので、そういうことを言ったのですが、任されたポジションで自分の役割というか、今まで自分がやってきたように、どの打順でも、強くボールにコンタクトしていくことは変わらないかと思っています」

--レッドソックス首脳陣とは初対面(で正式サイン)となったが

「(代理人の)ボラスさんを信じてました」(笑い)