カブスが、今オフのFA市場で4大遊撃手と言われていたダンスビー・スワンソン内野手(28)と7年総額1億7700万ドル(約248億円)で契約に合意した。17日(日本時間18日)、米大リーグ公式サイトが報じた。全球団に対するトレード拒否権が含まれ、身体検査を通過すれば正式合意となる。

鈴木誠也外野手に強力な援軍が現れた。総額1億7700万ドルは、カ軍にとってジェイソン・ヘイワード外野手(現ドジャース)の8年1億8400万ドルに次ぐ、球団史上2位の大型契約となる。スワンソンは、コレア(ツインズ→ジャイアンツ)、T・ターナー(ドジャース→フィリーズ)、ボガーツ(レッドソックス→パドレス)とともに今オフFA市場で最も注目される遊撃手の1人だった。既に他の3選手は移籍先が決まっており、スワンソンにはさらに熱い視線が注がれていた。

スワンソンは米女子プロサッカー選手のマロリー・ピュー(レッドスター)と結婚したばかり。新妻と同じシカゴを本拠地に選んだ。

スワンソンは今季、全162試合に出場し、打率2割7分7厘、25本塁打、96打点と好成績を残した。初めてオールスターに出場し、ゴールドグラブ賞にも選ばれた。昨季も160試合に出場し、ワールドシリーズ優勝に貢献していた。MLB通算成績は827試合で打率2割5分5厘、102本塁打、411打点。

今季、カ軍で遊撃手を務めたニコ・ホーナー内野手は二塁にコンバートされる見込み。