アスレチックスと契約した藤浪晋太郎投手(28)が17日(日本時間18日)、エンゼルス大谷翔平投手(28)との対戦について、まさかの敬遠宣言を行った。

同球団の公式YouTube番組に登場。インタビュアーから同じアメリカン・リーグ西地区で同学年の対戦が「日本でもだろうが、米国でも注目されているが」と問われた。藤浪は「世界一の選手なので、勝負させてもらえるのはありがたいですし、日本ならともかくアメリカでも注目してもらえることは自分の中では意外で。注目してもらえるほどうれしいことはないので、いい勝負、いいもの、いいショーを見せられるように頑張りたい」と真面目に答えた。

続けて「対戦したマウンドでは三振を取ってほしいのだけど」と振られると、大阪人の血が騒いだのか「全部敬遠です。全部敬遠してやります」と手を振りながら、アメリカンジョークで回答した。これは大爆笑を誘い、笑顔で面白いキャラクターを印象づけた。

ア軍は、ブラッド・ピットが主演した映画「マネー・ボール」などで紹介され、独特の経営方針が有名だ。球団について知っていることを問われると「マネー・ボールはもちろん見てきました。日本のOBの方々は、藪恵壹さんは同じチームから行っている先輩ですし、松井秀喜さんとか中島(宏之)さん(現巨人)とか、たくさんの方が来られているので知っていました」。予習済みであることを明かした。

 

○…藤浪は入団会見で、草野球に誘われた。ベイエリアの日本人ビジネスマンチームからの勧誘に「ぜひとも。4番ショートで」と絶妙な切り返しで笑わせた。大谷が所属するエンゼルスと対戦する開幕第2戦、4月1日の試合では、背中に漢字で「晋太郎」と書かれ、背番号11が入ったTシャツの配布が決定。注目度が急上昇している。