元ソフトバンクでキューバから亡命したホワイトソックス傘下のオスカー・コラス外野手(24)が、今季メジャーに初昇格し右翼レギュラーの座を勝ち取る可能性があると、1月31日付のNBCスポーツ・シカゴ電子版が伝えた。グリフォル新監督は「彼は正右翼手の座を勝ち取るチャンスを与えられる」と話し、ゲッツGM補佐も「彼はパワーもあるし、肩もいい。勝負に対する情熱も素晴らしい。メジャーでインパクトのある選手になり得る。メジャーのレベルですぐにチームの戦力になる可能性がある」と期待を口にしたという。

コラスは2017年にキューバからソフトバンクに派遣され、投手と野手の二刀流をこなす「キューバの大谷」と呼ばれた。1軍では19年に7試合に出場し、打率2割7分8厘、1本塁打、2打点だった。

20年1月にはソフトバンクの契約下にありながらメジャー移籍を目指して亡命し、騒動となった。すったもんだの末に同年12月にソフトバンクの保留選手から外れ、21年1月からMLB球団との契約可能選手に。1年後の昨年1月にホワイトソックスと270万ドル(約3億5100万円)で契約し、入団後すぐに野手専念を宣言した。