ドミニカ共和国代表としてWBC出場が見込まれていたアストロズの先発左腕フランバー・バルデス(29)が、球団の意向で出場しないことが明らかになった。ヒューストンの地元紙クロニクルのシャンドラー・ローマ記者が8日(日本時間9日)に伝えたもので、球団のブラウンGMが「バルデスはWBCで投げない」と話したという。昨季レギュラーシーズンでリーグ最多の201回1/3、ポストシーズンで25回を投げており、負担の大きかったシーズン明けであることを考慮し球団が欠場を希望したという。

バルデスはメジャー5年目の昨季、自己最多でリーグ2位の17勝、同6位の防御率2・82をマークし、サイ・ヤング賞投票で5位。ポストシーズンでも先発ローテを引っ張り、チームの世界一に貢献した。

ドミニカ共和国は打線、投手陣ともに最強メンバーの呼び声が高かったが、貴重な戦力を失うこととなった。