左脇腹を傷めていたカブス鈴木誠也外野手(28)が25日(日本時間26日)、1カ月ぶりに屋外での打撃練習を再開した。打撃ケージの後ろで見ていたロス監督は記者の方に歩み寄った。MLB公式サイトによると「目を閉じないと。それがあなたたちの方に来た理由だよ。興奮し過ぎないように」。鈴木の状態を「いい音を出していた。よく振れている。いいフィードバックだった」と満足そうに振り返った。今後は守備のみで、マイナーリーグの出場から実戦復帰を目指す。

鈴木は侍ジャパンに選ばれていたが、2月25日の練習中に左脇腹の張りを訴えた。MRI検査の結果「中程度」の負傷が発見され、大会出場を辞退していた。大会期間中には打撃不振だった村上宗隆(ヤクルト)に、モノマネ動画で復調を促すメッセージを送っていた。

オフ期間には体重10キロ増の106キロにパワーアップ。ハイペースで調整していた。WBC出場辞退を報告する会見では「ちょっと気合が入り過ぎたのかもしれないですね。でも、こうなったからって後悔はないですし、自分の考えなりに課題を見つけてやってきたので」と話していた。