アスレチックス藤浪晋太郎投手(28)がエンゼルス戦でメジャー初登板し、3回途中を5安打8失点と崩れ黒星を喫した。

2回まではトラウトらから計4つの三振を奪う完璧な立ち上がり。しかし、3回先頭に四球を与えたところから突如崩れた。

地元紙サンフランシスコ・クロニクル電子版は「最初の2イニングでは、チームが彼に抱く希望を実現した。速球はうなり、スプリットもキレがあった。だが一瞬にしてレールから外れ、彼の能力が未知数であることを思い知らされた」と伝え、コッツェー監督の「先頭を歩かせ、そこから悪循環にはまってしまったようだ。ストレートとスプリット中心の配球からスライダー中心になったが、そのスライダーを捉えられ、速球のコントロールも乱れてあの結果につながったように思う」とのコメントを紹介。試合後に藤浪に声をかけたチームメートのブラウン外野手は「メジャーでは最高の選手もボコボコにされる。彼の持っているものはすごいから、自分のやっていることに自信を持って、今後も続けていこうって言っただけだよ」と伝えたことを明かした。