開幕戦でファンともめ事を起こしたエンゼルスのアンソニー・レンドン内野手(32)が3日(日本時間4日)、4試合の出場停止処分が決定したと米メディアが伝えた。当初は大リーグ機構から5試合出場停止処分が発表されたが、すぐにMLBと選手会間が協議を行い、調停で1試合軽減された。処分はこの日のマリナーズ戦から適用される。

レンドンは3月30日(同31日)に敵地オークランドで行われたアスレチックスとの開幕戦で客席の男性ファンと言い争い、胸ぐらをつかむ様子の動画がSNSで拡散されていた。ファンから侮辱的言葉を飛ばされたとされており、MLBが真相を調査していた。レンドンは「感情が抑えられなかった」と反省し、言い争った男性とは電話で互いに謝罪したという。

レンドンは2019年シーズン後にナショナルズからフリーエージェント(FA)となり、20年から7年総額2億4500万ドル(約331億円)の大型契約でエンゼルスに移籍。しかし1年目はコロナ禍でシーズンが大幅に短縮され、この2年間はケガのためシーズンの大部分を欠場した。今季は、移籍後初めてのフルシーズン出場に意欲をみせていた。

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