エンゼルス大谷翔平投手(28)がマーリンズ戦に「3番DH兼投手」で今季11度目の先発マウンドに上がり、6回を6安打3四球で2失点(自責1)。109球(ストライク72球)を投げて10三振を奪い、6勝目(1敗)の権利を持って降板した。防御率は2・91。

1回、自らの失策もあり先制を許した。先頭デービスが投手への内野安打。この打球を処理した大谷が一塁へ悪送球し、いきなり無死二塁から始まった。その後、四球もあって2死一、三塁から、元DeNAの5番グリエルに左前への先制適時打を浴びた。この回は2安打1四球で1失点(自責0)、2奪三振。

2回は1死から四球を与えたが、続く9番エドワーズを一ゴロの併殺打に抑えた。2回を終えて球数は42球。その裏、エンゼルスは2死からウルシェラの適時二塁打で同点に追いついた。

3回は12球でこの日初めて3者凡退に抑えた。

4回は4番デラクルスからの中軸と対戦。デラクルスは2ストライクから右飛、前の打席で先制適時打を許した5番グリエルは1-2から外角高め、見逃せばボール球の97・1マイル(約156キロ)直球で空振り三振に仕留めた。6番ウェンドルは一塁への内野安打も、続く7番バーティーは98マイル(約158キロ)直球で見逃し三振に抑えた。ここまで6奪三振。

5回は8番スターリングズに中前打、9番エドワーズにも二塁への内野安打を許し、無死一、二塁のピンチ。まず、1番エドワーズを遊撃への併殺打に封じた。2番ソレアには100マイル(約161キロ)超の直球3球で力勝負も四球を与え、2死一、三塁。3番アラエスには2ストライクと追い込みながら一、二塁間を破られ、1-2と勝ち越しの右前適時打を許した。4番デラクルスは空振り三振。

6回は連続三振の後、2死から右前打。続く8番スターリングズはフルカウントから空振り三振。このイニング3つ目の三振で、この日10個目の2ケタ奪三振となった。2ケタ奪三振は今季4度目。投球数は109球に達し、この回限りで降板した。

エンゼルス打線はその裏、2死二、三塁から代打タイスが右前への逆転2点打。3-2とこの試合初めてリードを奪った。

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