「3番DH」で出場するエンゼルス大谷翔平投手(28)が、球団OBで野球殿堂入りしているレジー・ジャクソン氏(77)から称賛された。

試合前にブルペン入りし、練習を終えると同氏と初対面。しばらく会話を交わしたジャクソン氏は「あなたは素晴らしい選手だと伝えたよ。おそらく誰とも比較できないほどだとね。日本語で『Special』はなんて言うんだ? と通訳にも聞いて『あなたはトクベツ(特別)だ』と言ったら、『ありがとう』と返してくれた」と明かした。

左打者で通算563本塁打を誇るジャクソン氏は、アスレチックス、ヤンキース、エンゼルスなどで活躍。ヤンキースに移籍した初年度の77年、ワールドシリーズで6戦5本塁打と活躍するなど、10月に開催されるポストシーズンに強いことから「ミスター・オクトーバー」と呼ばれた。本塁打王4度、打点王1度、球宴には14度選出。長打力があった一方で、歴代最多の2597三振を喫した。

エンゼルスでも移籍1年目に39本塁打を放ち、左打者の最多本塁打記録を保持していたが、一昨年の21年に大谷が46本塁打で記録を塗り替えた。ジャクソン氏は大谷を「グレートプレーヤーで、見た目もいい。マウンド上でも特別な存在で、とても素晴らしい才能を持っている。スペシャル×5の最高の選手だ」とたたえた。