メッツ千賀滉大投手(30)が、次の登板でメジャー移籍後初の中4日で先発する可能性があると1日、地元メディアが報じた。中4日での登板となれば次回は4日(日本時間5日午前2時40分試合開始)の本拠地ブルージェイズ戦となり、その日に先発が予定されている菊池雄星投手(31)との直接対決が実現する。

メッツは千賀をメジャーにアジャストさせるためにこれまで中5日以上の登板間隔で起用してきたが、地元紙ニューヨーク・デーリーニューズ電子版によると、ショーウオルター監督がこの日のフィリーズ戦前に中4日のプランに言及。「金曜日になればわかる。彼の状態を確かめるためにチェックを行う」と明言は避けたが、通常のメジャーの登板間隔に慣れたいという本人の意向もあり、中4日を検討しているという。

このタイミングでの中4日起用は、次に登板する球場も関係している可能性がある。千賀はここまで5勝3敗、防御率3・44だが、本拠地シティフィールドでの防御率1・20に対し、敵地では防御率6・12(いずれも5試合)。中5日以上なら次回は敵地ブレーブス戦となってしまうため、それを避けたい球団の思惑があると考えられる。敵地で防御率が悪化している要因に、同紙はメジャーでの過酷な移動や日程の影響を指摘している。

投げ合う可能性がある菊池も同じく中4日での登板となる。今季6勝2敗、防御率4・47で、前回のブルワーズ戦では5回3安打2失点で勝利投手となった。