パドレスのダルビッシュ有投手(36)が、カブス戦で鈴木誠也外野手(28)と日米通じ初対戦し、2三振を含む3打席凡退に抑えた。7回まで相手打線を圧倒し、3-0のリードで今季4勝目の権利を得て交代した。

鈴木との最初の顔合わせは2回先頭。1ボール2ストライクと追い込んでからの4球目、外角高めの94マイル(約151キロ)フォーシームで空振り三振に仕留めた。3-0とリードした4回1死走者なしでの2打席目の対戦では、カウント2-2からの6球目、外角低めの95マイル(約153キロ)のツーシームで見逃し三振を奪った。さらに7回1死走者なしでは2球目で遊ゴロに打ち取った。

初回から最後まで支配的な投球だった。打たれた安打はわずか2本。いずれも内野安打だった。5回の2死まで内野の頭を越える打球は1度も打たれず、今季自己2番目に並ぶ9奪三振をマークした。7回まで今季最多の115球を投げ、2安打で今季初の無失点登板。防御率は4・10となった。

奪三振は、2回に7番リオスから奪ったこの日の3つ目で日米通算3100に到達した。