ブルージェイズで先発した菊池雄星投手は5回を投げて4安打2失点、1四球、8三振。7勝目はお預けとなったが、MLB公式サイトは「復活の兆し」と報じ、ジョン・シュナイダー監督も「全体的に非常に良かった」とたたえた。

メッツ千賀滉大投手との投げ合いとなったこの日、菊池は4-0としていた3回にトミー・ファム中堅手に4号ソロ、5回にも同選手に5号ソロを許した。だが、失点はその2発によるもののみだった。

菊池は今季自身最多で、キャリアハイに迫る19回の空振りを取ったが、そのうち11回はスライダーで奪ったもの。同サイトは、「スライダーの平均速度はシーズン平均より落ちていたものの、スピン率、縦方向への変化量、横方向への変化量もすべてアップしている。これは、彼の主要な武器がより効果的になっていることを示している」と分析した。

菊池は勝利投手の権利を持って降板したが、チームはその後同点に追いつかれ、7勝目はならず。だが、シュナイダー監督は「今日は全体的に非常に良かったと思う。多くの空振りを誘発していた。変化球が効いていたね」と同投手を高く評価した。