エンゼルス、カージナルスなどで史上4位の通算703本塁打を放ったアルバート・プホルス氏(43)が5日(日本時間6日)、米大リーグ機構のコミッショナー特別補佐官に任命された。選手や母国ドミニカ共和国の問題など、さまざまなテーマでリーグと協議するほか、MLBネットワークのアナリストとして番組に出演する。

プホルス氏は「私のキャリアの次の章に、これ以上ないほど興奮しています。マンフレッド・コミッショナーと私は、ドミニカ共和国で野球を発展させるという同じ情熱を共有しており、私たちが一緒に何を成し遂げられるか楽しみです。また、MLBネットワークファミリーの一員となる機会をいただき、感謝しています。私は当初から大ファンであり、始めるのが待ちきれません」と話した。

「ザ・マシン」の愛称を持つプホルス氏は3球団でオールスター選出11度、MVP3度というスーパースターで、22年シーズン限りで現役を引退した。703本塁打は米国出身以外の選手では最多。3384安打は歴代9位となる。08年に慈善事業などを評価されるロベルト・クレメンテ賞を受賞し、22年にはESPNのムハマド・アリ・スポーツ人道賞に選出されるなど、人格者としても知られる。