大谷翔平投手(28)のメジャーでの最多盗塁は4年目の21年にマークした26個。今季はここまで61試合で9盗塁をマークしシーズン24個ペースで、自己最多に匹敵ペースとなっている。また成功率もここ数年と比べて向上。21年にはア・リーグ最多の盗塁失敗10を記録し成功率72%、昨季は11盗塁で失敗9と成功率が55%にまで落ちていたが、今季はメジャーの平均に近い成功率75%となっている。

そのスピードはしばしば敵の脅威となっており、6月上旬のアストロズとの4連戦中には敵将のベーカー監督から「たぶん、シカと競走しても勝つだろう」と言われたほど。塁間と等しい90フィート(約27・43メートル)の今季平均タイムはチームではトラウトの3・80秒に次ぐスピードで、平均3・94秒となっている。本塁から一塁へ走るときの1秒間に走る距離「スプリントスピード」は、メジャーのエリートレベルとされる30フィート(約9メートル)に近い数字を記録することも多い。【水次祥子】