「4番右翼」で出場したカブス鈴木誠也外野手(28)が、4打数2安打で7試合ぶりのマルチ安打をマークした。

4回1死の第2打席で左腕デトマーズの直球を捉え、右中間へ運んだ。二塁打でチャンスを作ったが、後続が凡退した。

6回1死一塁の第3打席は、中前にクリーンヒット。7試合ぶりのマルチ安打で再びチャンスメークしたが、打線がつながらなかった。試合後、鈴木は「打席の中でいいスイングが数多く今日は出せたので、そこが良かったかなと思いますけど、その結果、ヒットがついてきただけで、そういった打席を今後も増やせればいい結果は出るのかなと思います」と振り返った。

エンゼルス3連戦は3連敗でスイープされたが、この日の試合前には憧れのエンゼルス主砲マイク・トラウト外野手(31)と対面。「うれしかったですし、格好良かったですね」と話した。

また、3連戦の各試合前にはエンゼルス大谷翔平投手(28)と仲むつまじいやりとりも見せた。大谷が釣りざおで魚(スズキ?)を釣るようなパフォーマンスを見せれば、鈴木も仕返し。「ふざけてます、あれは本当に。おちょくられてます、完全に。言っておいてください(笑い)」とニヤニヤ。魚釣りパフォーマンスについては「翔平がいきなり一発目にやってきたんで、今日は釣ってやろうと(笑い)。やり返しました」と明かした。

同学年で仲良しの2人。「素になれるのかどうか分からないですけど、会った時は話しますし、野球のことは教えてくれないんですけど。バッティング教えてって言っても全然教えてくんないんで、『ケチ谷』って呼んでます」と笑った。

【動画】鈴木誠也、第2打席で右中間を破るツーベースヒット