エンゼルス大谷翔平投手(28)が「2番投手兼DH」のリアル二刀流で先発し、6回99球を投げて6安打3奪三振で2失点に抑え、6勝目を挙げた。打っては8回に本塁打争いトップを独走する2試合連続の22号2ラン。白星は5月15日以来5試合ぶりで、投打の活躍で同地区首位との4連戦を3勝1敗として、4・5ゲーム差に迫った。

1点リードの3回は2死からクリーンアップに3連打を浴びて、2失点で逆転を許したが、その後は粘りの投球。打線は4回に追い付き、7回にモニアクのソロで勝ち越し。最後は自身の2ランで勝利を決定的にした。

1回は最速100・3マイル(約161・4キロ)をマーク。先頭に四球で出塁を許すと、2死一塁からは遊撃後方への飛球を、負傷者リスト(IL)入りしたネトに代わって出場したベラスケスが捕球できず、一、三塁とピンチを迎えた。過去に唯一満塁本塁打を許した苦手の5番ハイムに対しての初球に100・3マイルをマーク。最後は二飛に打ち取った。初回は30球を要しながら1安打無失点。直球19球とフォーシーム主体の立ち上がりだった。

1点先制した直後の2回は、2死から中前打を許したが無失点。3回は2死から3番ロウの左中間二塁打、4番ガルシアには右翼線への適時二塁打を許して同点。さらにハイムに初球を右前に運ばれ2点目を失った。4回に再び打線が追い付くと、直後は初の3者凡退。5回は1安打を許すも無失点に抑え、6回は7球で3者凡退に打ち取った。

打席では1点リードの8回無死一塁から中堅左へ特大本塁打を放ち、リードを広げた。2打数1安打で打率3割1厘と3割台に乗せた。

投手としては今季14試合目の登板で6勝2敗、防御率3・29になった。

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