今オフにポスティングシステムでメジャー移籍が見込まれるオリックス山本由伸投手(25)について、オリックスでもプレーしたアダム・ジョーンズ氏が新天地での活躍を予想した。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者が伝えている。

メジャーで14年間活躍したジョーンズ氏は2020年から2年間をオリックスで過ごした。先日、11年を過ごしたオリオールズと1日契約を結んで引退セレモニーに臨み、現役生活に幕を下ろした。

WBCで金メダルに輝くなど国際舞台での経験を持つジョーンズ氏は、山本がメジャーで投げることになればすぐに頭角を現すだろうと予想。先ごろ、モロシ記者に対して「彼のことをとても気に入っている」と明かしたという。なお、ジョーンズ氏は以前、オリックス時代の同僚である吉田正尚外野手がレッドソックスで印象的なルーキーシーズンを送るだろうと予想し、それを的中させている。

山本は日本時間21日の時点で、今季150イニングを投げ14勝6敗とし、チームのリーグ3連覇をけん引。防御率は両リーグトップの1・32を記録している。ジョーンズ氏は山本の球種の豊富さや、そのプロ意識を称賛。178センチと小柄ながら「彼には安定感があり、素晴らしい選手になりたいという意欲がある」と期待を寄せた。