ニューヨークのスポーツテレビ局SNYのジョン・ハーパー記者が3日、今オフの「大胆予想」として10項目を挙げ、オフにフリーエージェントとなるエンゼルスの大谷翔平選手と、ポスティングでのメジャー挑戦が見込まれるオリックス山本由伸投手の新天地はメッツになるとの見解を示した。
同記者はメッツについて「思い切った動きがすべてを変える可能性がある状況で、オーナーのスティーブ・コーエン氏が2024年を再建のシーズンとみなすことに甘んじるはずがない」とし、同球団は来季も優勝争いを目指して動くとの見解を示した。
そして「メッツが大谷を獲得」という予想を10項目のトップに掲げ、「コーエンは今オフの支出について『チャンスがあれば』と話しているが、高額な美術品のコレクターにとって球界のモナリザを手に入れるチャンス以上のチャンスはないだろう」とコメントした。
また、肘の故障の影響で大谷が来季は打者に専念すると思われるため、価格も当初の予想より下がるとし、これもメッツにとって好都合だと分析。「(大谷の)攻撃面での威力を思えば、メッツとコーエンが『いくらかかろうとも、リスクを負ってでも手に入れる価値がある』と判断し、ライバルを引き離すだけのオファーをする可能性はある」とつづった。
同記者はまた、新編成本部長のデービッド・スターンズ氏はこれまでもトレードやドラフトでポテンシャルの高い先発投手を獲得し、育成してきた実績があると紹介。同氏にとっては先発ローテーションの改善がメッツでの優先事項だとし「そう考えると、彼は25歳の山本由伸をフリーエージェントで手に入れることになりそうだ」と述べた。