WBCにシーズン中の開催案が浮上していると、USAトゥデー紙のベテラン記者ボブ・ナイチンゲール氏が19日付の記事で伝えた。「野球界で今、1つの案が浮上している。WBCをシーズン中、できればオールスター期間中の1週間で開催するというものだ。3月開催でケガや不平不満が出ていたため、それを避ける狙い」としている。

WBCは2006年の第1回から今年3月の第5回大会まですべて3月の野球シーズン開幕前に開催されてきた。今年は20チームが参加し、3月8日から3月21日までの約2週間、1次ラウンドから準々決勝ラウンド、決勝ラウンドと3ラウンドが開催。1次ラウンドは米国、日本、台湾の3つの国と地域で4組に分かれ開催された。

これまでマンフレッド・コミッショナーは一貫して「3月開催がベスト」という発言を続けており、シーズン中の開催が検討されるとすれば大きな方針転換となる。大会開催期間が1週間に短縮された場合、どのような開催方式になるかは不明。次回大会は26年に予定されている。