レイズのブライアン・オールド球団社長は14日、球団所在地のセントピーターズバーグ市議会が、球団名を実態に即して「タンパベイ・レイズ」から「セントピーターズバーグ・レイズ」へ変更する提案が出されたことに対し、真っ向から反対した。

同市議会では「タンパベイ」の名称がタンパ市を意味すると考える有権者が多いため、市の知名度を高めるために「セントピーターズバーグ」に変更する提案が出た。しかしオールド球団社長は、それはレイズが望むものではないと一蹴。

同社長は「私たちはタンパベイ・レイズ。その名称は意図的に包括的なもので、われわれのファンはタンパベイとフロリダ中部のあらゆる場所に住んでいる」と主張。他の地元プロスポーツもNFLのタンパベイ・バッカニアーズやNHLのタンパベイ・ライトニングの名称であることに触れ、さらに「もしフランチャイズ名の変更が必要条件ならば、新球場建設も開発プロジェクトも白紙だ」と続けた。

レイズは9月に総額13億ドル(約1820億円)の新球場建設計画を発表。現本拠地トロピカーナフィールドのすぐそばに建てられるこの球場を2028年から最短30年は使用することになるため、レイズの移転に関する憶測は終止符が打たれることになる。

一方でこの新球場建設に関してセントピーターズバーグ市から4億1750万ドルの税金が投入されることから、有権者からは「タンパ市とタンパベイはまったく同じもの。タンパに何億ドルも費やす意味はない」との声が上がり、セントピーターズバーグ・レイズへの名称変更を最優先すべきとの主張が出ている。

なお1998年に「タンパベイ・デビルレイズ」としてスタートを切った球団は2007年によりシンプルな「タンパベイ・レイズ」と名称変更したが、フランチャイズ名のタンパベイは一貫して使用し続けている。(AP)