ナ・リーグで今季最も優れた打者に贈られるハンク・アーロン賞を受賞したブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手が、「本当に特別な瞬間」とその喜びを語った。MLB公式サイトが伝えている。

「ハンク・アーロン賞」は、アーロン氏がベーブ・ルースの714本塁打を更新してから25年を記念し、99年に創設。30球団が推薦した候補からMLB公式サイトの記者らが最終候補を決定。ファン投票を実施し、米国野球殿堂入りしている元選手の投票も加味して受賞者が決まる。

史上初の「40本塁打&70盗塁」を達成し、初めてこの賞に選出されたアクーニャは「当然ながら、本当に特別な瞬間だ」とコメント。1966年から74年までブレーブスでプレーしたアーロン氏は2021年に他界しているが、アクーニャは「幸運なことに、2018年に彼に会うことができた」と述べ、アーロン氏はブレーブスにとって重要な存在であると話した。そして「その系譜に連なることができて、本当に特別に感じているし、心からうれしく思う」と語った。

18日が26歳の誕生日のアクーニャ。アーロン氏の妻、ビリーさんは「彼はまだ若く、これから先は長い。メジャーリーグでこれほど活躍し、ヘンリー(ハンク・アーロン氏の本名)に追いつく道を歩んでいることを素晴らしく思う」と話した。