マーリンズからフリーエージェント(FA)となっていたホルヘ・ソレア外野手(31)が18日、ジャイアンツと3年総額4200万ドル(約63億円)の契約を結んだ。

ソレアは昨季、マーリンズで36本塁打を記録。一方のジャイアンツでは2004年のバリー・ボンズ以降、1シーズンに30本塁打以上を放った選手は出ていない。ソレアは「ジャイアンツと契約してから数人の友達に言われるまで、そのことは知らなかった」と話した。

ジャイアンツの本拠オラクルパークといえば、右翼後方のサンフランシスコ湾に場外本塁打を直接たたき込む「スプラッシュヒット」が名物となっている。2000年のオープン以来、102本のスプラッシュヒットが生まれているものの、すべて左打者によるものとあって、ソレアが右打者として初のスプラッシュヒットを飛ばすかどうか注目となる。

これについて問われるとソレアは「どうだろうね」と笑い、「ボールの落ちる場所を決めるのはパークのほうだ」と話した。ボブ・メルビン監督は「彼の場合、パワーのある打球はほとんどが左方向。だが、彼なら(スプラッシュヒットを)やっても不思議ではない」と期待を口にしている。(AP)