メジャー2年目の余裕を漂わせながら、一球一球丁寧に投げ込んだ。メッツの千賀滉大がブルペン入りし、ゆったりとしたフォームで変化球を交えて34球。「まだ本当に始めたばかりで、これからというレベル。ぼちぼちという感じ」と涼しい顔で話した。

球の軌道や球速よりも、腕の振りや下半身の動きの確認に重点を置いた。捕手のナルバエスは「マウンド上でどんなこともできるし、より自信に満ちあふれている」と環境に慣れることで精いっぱいだった昨年との違いを感じ取った。

昨季は12勝を挙げ、先発陣の柱として期待される。今後も焦らず調整を進める構えで「そんなに早く実戦に入るイメージではない。自分の納得する球を投げられたら次に移行する形」と泰然と語った。(共同)