米国連邦政府機関の1つで、日本の国税庁に相当するIRS(内国歳入庁)がドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)を調査していると、AP通信が21日(日本時間22日)伝えた。

IRSは、水原氏と違法なスポーツ賭博を行っていた胴元のマシュー・ボーヤー氏が不法行為を行っている疑いで調査していることを認め、カリフォルニア州ロサンゼルスの事務所が担当していると明らかにしたが、調査の詳細は明かさなかったという。

水原氏は違法賭博で多額の借金を抱え、大谷の銀行口座から胴元に借金返済の送金があったことが、当局の捜査の過程で明らかになっていると複数の米メディアが伝えていた。金額は少なくとも450万ドル(約6億7500万円)に上ると報じられた。水原氏は21日にドジャースから解雇された。

大谷の弁護士事務所は「巨額の窃盗被害にあった」と声明を発表していたが、AP通信が21日に改めて取材を申し込んだところ、コメントをしなかったという。