米全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は3月31日、ロッテ佐々木朗希投手(22)の米大リーグの移籍先がドジャースに決まっていると、米球界幹部の間で臆測が流れていると伝えた。佐々木の評判は既にメジャーリーグ関係者にも知れ渡っており、31日の今季初登板の日本ハム戦(ZOZOマリン)にはドジャースなどメジャー8球団のスカウトが集結していた。

同記者は「ササキは世界のベスト投手の1人」とした上で「ドジャースはもうこれ以上、スター選手を獲得できないと思っている人もいるだろうが、MLBの複数のGMは、彼が今季終了後にドジャースに移籍する計画だろうと予想している」と伝えた。ある球団のGMは「すべての球団が彼を欲しがっている。だが、彼がドジャース以外の球団に行くことはあり得ない。みんなもう分かっている」と話したという。

ド軍は今季、大谷翔平がエンゼルスからFAで移籍した。山本由伸もオリックスからポスティングシステムを利用して加入。佐々木にとっては、優勝した23年WBC日本代表のチームメートが在籍している。

佐々木は22年4月10日のオリックス戦での完全試合で、米国でも大きく報じられた。1年目から2桁勝利を挙げた千賀(メッツ)の成功や山本の投手史上最高契約もあり、メジャーでは日本人投手への注目が高まっている。