ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手(35)が、正式に現役を引退した。6日、地元紙ワシントン・ポストなどが伝えた。本人と球団いずれからも発表はされていないが、MLB公式サイトの選手ページで「Stephen Strasburg retired.」と公示された。メジャーでの最後の登板は22年6月9日の敵地マーリンズ戦。19年12月に契約した7年総額2億4500万ドル(約368億円)の残り1億500万ドル(約158億円)は支払われるという。

ストラスバーグは09年ドラフトでナショナルズから全体1位指名され、ドラフト史上最高額となる4年総額1510万ドル(約22億7000万円)で入団。翌10年にデビューしたが、同8月にトミー・ジョン手術を受け11年9月に復帰。12年には15勝6敗、防御率3・16を記録して自身初のオールスター選出を果たした。14年にはリーグ最多242奪三振をマーク。16年から2年連続でオールスターに選出され、19年には18勝を挙げ初の最多勝に輝き、ワールドシリーズ制覇に貢献した。

しかし20年以降はケガで計8登板しかなく、昨年8月には復帰を断念し引退する予定だと報じられた。メジャー通算13年で247試合に登板し113勝62敗、防御率3・24、1723奪三振。