パドレス松井裕樹投手(28)が、今季2勝目を挙げた。

3-3の同点で迎えた6回2死一塁から3番手として登板。この回を無失点で封じると、7回に打線が3点を勝ち越し。続投した7回も遊ゴロ、空振り三振、投直と3者凡退に打ち取った。回をまたいで1回1/3を無失点と好投。これまで「救援の白星は運」と話してきたが、この日は「運がいいのは悪いことじゃないと思うので、ありがたいです」と笑った。

ここまでチーム18試合で10試合に登板。防御率0・93と安定感抜群の投球を続け、着実にチーム内での足場を固めた。「できること、できないことは日本と米国である。同じように準備はできないので、あるものでというのは意識しています」。環境などの違いにもいい意味で割り切って対応。ダルビッシュが「松井君らしく、元気に楽しくやっている。見ていてすごくうれしい」と言うほど、充実した日々を送っている。

チームは宿敵ド軍相手に、敵地で2勝1敗と勝ち越した。松井は「みんなで勝てて良かった」と喜ぶ一方で、「先発投手に勝ちが付くのが一番うれしいことなので、今後はそうなってほしいと思います」と、先発ダルビッシュの白星を願っていた。