ドジャース大谷翔平投手(29)が、8試合ぶりの5号先制2ランで節目を飾った。「2番DH」で出場。3回の第2打席で右翼席へ豪快な今季5号2ランを放ち、打線を勢いづけた。
これで通算176号とし、松井秀喜氏を抜いて日本人メジャーの最多本塁打数を塗り替えた。
この日は3打数2安打2打点でチームの連敗を3で止め、大勝に貢献。打率3割6分8厘、35安打、11二塁打は現在ナ・リーグのトップとなっている。
大谷の一問一答は以下の通り。
-松井氏の記録を超えて
素直にうれしいですし、ちょっと前回のホームランからかかってはいるので、早く打ちたいなと思いつつ、今日打てたのでよかったです。まずは安心と喜びがあると思います。
-ボールは
分からないです。僕は今ゲームをしていたので何も聞いてないです。
-松井氏の記録は目標だったのか
最近になって、どのくらい松井さんが実際に打ってたかというのを知ったので、初めからという訳ではなかったですけど、最近知ってからは目標にしてましたし、早く打ちたいなとは思っていました。
-次は松井のようにポストシーズンで活躍
そうですね。でも、その前に監督の記録を抜きたいなと思います。(ロバーツ監督は日本生まれのメジャーリーガーでド軍最多の7本)
-日本の野球界にとって
やっぱり長打を持ち味にして打っていくスタイルというのは、サイズがないとなかなか難しいところがあるので、そういう意味では幅が広がるのかなというか、バッティングの目標の幅自体が広がっていくんじゃないかと。
-後輩達へ
個人的にはもっともっとたくさん打つつもりではいるので、それは全部が終わった後になればいいんじゃないかと思います。
-ボールは持っておきたい
どうなんですかね。この間も頂けるという話だったのでもらったんですけど、ちょっと食い違いがあったみたいで、今回はちょっと分かんないですけど、話を聞いてみてかなと。
-松井のイメージ
ワールドシリーズをリアルタイムで見ていたかはちょっと記憶にはないですけど、もちろんピンストライプのユニホームは、僕はジャイアンツよりもヤンキースのイメージの方が強いので、そっちの方のイメージがメインかなと思いますけど。
-本塁打の位置付けとは
ホームランだけを狙っているわけではないですし、バッティング自体は可能性を広げていく作業だと思っているので、四球もあるし、単打もあるし、二塁打もあるし、ホームランもあるし、ということだと思っているので、その可能性を広げる中で、ホームランがあるかないかで、相手にかかるプレッシャーももちろん違いますし、来るボール自体にも多少影響するので、そういう意味では大事、自分の長所でもあるので、大事にはしていきたいと思います。
-打席の度に相手投手のボール交換が行われていたが
早く打ちたいなとも思ってましたし、なんか申し訳ないなというか、間延びもするので、ピッチャーもそうですけど、キャッチャーもそうですし、わざわざ替えなきゃいけないので、そこらへんは早く打って普通のリズムでやりたいなと思ってました。
-連敗ストップ
打線も素晴らしかったですけど、グラスノー投手が素晴らしい投球をすることで流れが来たので、今日はそこに尽きるかなと。
-松井氏は優勝争いのプレッシャーのなかでやってきた
僕はエンゼルスに所属していて、エンゼルスの球団ももちろん好きですし、ファンの人も好きですし、別にプレッシャーがかかる、かからないとも思っていないですし、エンゼルスに対して失礼になるんじゃないかと思っているので、そこはそこ、ここはここで、かかる、かからないということじゃなくて、1打席1打席が大事かなと思います。
-走っている間に感じていたことは
まあ、先制点だなと。その時は。あまりそういうことは忘れていて、先制点取れて、いいバッテイングだったなと思いました。
-今日の1本の意味
個人的には特別な1本でしたけど、これからシーズンはどんどん続いていくので、明日はオフですけど、ロード(ワシントン、トロント遠征)に行って続いていくので早いところ切り替えて次に臨みたい。