敵地レイズ戦に先発したタイガース前田健太投手(36)は、味方の3失策に苦心しつつも、5回無失点無四球5奪三振と好投。勝利投手の権利を持って交代したが、救援陣が逆転され、勝敗はつかなかった。

初回に遊失と打撃妨害(捕失)でいきなり無死一、二塁。3回にも無死から二失で走者を許したものの、ベテランらしく落ち着いて後続を打ち取り、無失点に封じた。「安打を打たれたわけではないので、気持ちを切り替えられた」。タ軍は終盤、再逆転に成功し、競り勝った。試合後の前田は「投手コーチと話しながら投球フォームの修正をした。勝ちが付けば一番だけど、チームが勝ったのはうれしい」とコメント。開幕5戦目で未勝利だけに「早く1勝したい」と、素直な思いを口にした。