元マイナーリーグの審判が24日(日本時間25)、セクハラと男性差別を受けたとしてMLBを提訴したと、AP通信が伝えた。

昨季マイナーのアリゾナコンプレックスリーグで審判を務めていたブランドン・クーパーさんは、2022年から2年連続で審判トレーニングキャンプに参加。23年のキャンプ時に審判団の予備メンバーに入ったが、正規採用は女性や白人以外の人々が優先だと伝えられ、待機が続いたという。3月下旬にアリゾナコンプレックスリーグに配属されたが、そこでLGBTなど性的少数者であることを同僚に知られ、ある女性審判からバカにされ、ある男性審判からは差別的な言葉を吐かれたという。その後、ポストシーズンの職務を断り、昨年10月に解雇された。

クーパーさんはニューヨーク州マンハッタンの連邦裁判所に訴状を提出。「この業界における性別や人種の多様性の問題点を正したい」としている。